実用的なメガネ型3次元視線計測装置の開発


これまでに多くの視線計測装置が開発されており,心理学やマーケティングなどの研究分野で2次元の座標情報として広く用いられています.近年のVR(Virtual Reality)やMR(Mixed Reality)の普及により,効果的な情報提示のために,3次元空間における視線情報の分析が求められています.しかし,3次元視線の計測方法はいくつか研究によって報告されていますが,未だに実用化されていません.実用化が困難な原因は,前処理として,事前に定められた視標と,視標を注視した際の瞳孔座標との位置合わせ(キャリブレーション)に利用する視標数が多く,短時間で正確にキャリブレーションを行えないことにあります.本研究では,実用的なメガネ型3次元視線計測装置を開発するために,3Dディスプレイを利用したキャリブレーションの簡易化や,注視が容易な視標の提示方法を提案しました.