Research


今年度も卒業研究として様々なテーマに取り組んでいきます.

  • ・研究室の設立当初から取り組む視線計測に関する研究
  • ・近年普及が進んでいるXRに関する研究
  • ・人の振る舞いを可視化・分析する研究
  • ・地元企業の課題解決に関する研究

配属を希望する学生や,AO・推薦入試を目指す受験生,共同研究先をお探しの企業様など多くの方にご覧いただき,今後の成果を見守り頂けると幸いです.


視線には,単にどこを見ているのかという情報だけではなく,見る人の意図や興味などを示す情報が含まれています.これまでも,視線情報は心理学実験や画像・映像の評価,マーケティングなどの様々な分野で活用されていますが,さらに近年は視線でコンピュータを操作する入力インタフェースや,重度肢体不自由者のための意思伝達支援装置などにも応用されています.本研究室では,種々の視線計測方式にもとづく視線計測システムを独自に開発し,これらの装置のさらなる普及や視線計測システムを利用した諸応用分野の開拓・拡大に取り組んでいます.

ヒトは五感の中でも特に視覚から多量の情報を得ています.対人コミュニケーションにおいても,視覚的に得られる相手の表情や身体動作,視線などから,その意味や相手の意図を推定しています.本研究室では,人間の視覚と同等の情報が得られる可視光カメラで人物を撮影し,その表情や顔向き,姿勢などの変化を時系列データとして記録・分析するソフトウェアを開発しています.現在は,その要素技術として,ステレオカメラを用いた人物の3次元姿勢の計測に取り組むとともに,応用として全天球カメラを用いた会話場面における複数人の関係性を解析するシステムの開発を行っています.

コミュニケーションにおいて, 顔の表情から伝わる非言語情報は大きな役割を果たします.コンピュータで顔に関する情報を扱うためには,カメラで撮影された動画像から顔領域を正確に抽出し,目や耳,口などの部位や形状に着目して頭部姿勢や表情をデータ化することが求められます. 本研究室では,顔の情報を扱うための要素技術として,極度な頭部姿勢に対応した顔検出器の作成や,3D顔モーフィングモデルを用いた表情合成技術の開発に取り組んでいます.これらの技術は,コミュニケーション支援などを目的とした表情訓練や,自動車を運転する際のわき見の検出と警告,マーケティングで求められる興味領域の可視化などへと応用が可能です.

岩手県内外の地域においては,幅広い分野の民間企業が地域の産業を支えています.これらの企業が直面する種々の課題の中には,産学官の協力を通して解決し得ることがあります.また,観光振興においては,地域が持つ魅力と最新の技術を結びつけることで,あたらしい観光資源を産むことが可能となります.本研究室では,様々なセンサや独自に開発した技術を駆使することで,これらの課題の解決を試みています.地域課題に取り組むにあたっては,ソフトウェアに限らず,ハードウェアや3Dコンテンツの開発・制作を,卒業研究や研究室プロジェクトとして学生が主体となった活動を展開しています.